今年も12月上旬から笹祝酒造の「しぼりたて」が発売となります。その年に収穫されたばかりのお米を食べることは、新潟の人々にとって何よりの喜びです。僕たち日本酒蔵もその年のお米で仕込んだ日本酒を、皆様にお届けできることを大変楽しみにしています!
今年の「しぼりたて」についての取り組みを紹介します
酒米は地元西蒲区産の五百万石100%使用
今年から「笹祝特別純米酒 しぼりたて生原酒」の酒米は、新潟市西蒲区のそら野ファームで栽培された五百万石を全量使用しています。
近年、主食用米の需要が高騰し、日本酒蔵にとって酒米の生産農家様との連携・確保が喫緊の課題となっています。そら野ファーム様は、かねてより新潟市西蒲区において「地域の担い手として農業を守る」ことをミッションに掲げている農業生産法人です。この度、弊社の地酒蔵としての歩みに深いご理解をいただき、貴重な酒米を生産していただく運びとなりました。

2つの酵母と2つのロット
今期のしぼりたては酵母違いで2種類のロットがあります
『ロットN』・・・新潟県醸造試験場の元場長、廣井忠夫先生から譲り受けた「S10N酵母」を使用したお酒。
『ロットH』・・・S10N酵母を元に、新潟大学日本酒学センターと共同研究で改良育種を行い、より香気成分が高まった今期が初お披露目となる笹祝オリジナル酵母「S10H酵母」を使用したお酒。
出荷スタートの12月上旬は『ロットH』から。2月以降から『ロットN』も入り混じる予定です。

しぼったままを瓶詰!
「笹祝 特別純米酒しぼりたて生原酒」が毎年大切にしていることは次の3つ
- その年に収穫されたお米を使うこと
- 無濾過・生酒・原酒のまま詰めること
- 発酵を短縮しない(他のお酒と同じように仕込む)こと
※3つ目の「発酵を省略しない」について。しぼりたてのようなお酒はシーズンに発売を間に合わせる為に酒母という酵母増殖のスターターを省略したり、より短期間で出来上がるような工程で造られる場合があります。笹祝酒造では「しぼりたて」においても、必ず他のお酒と同じ工程と期間をかけて醸造を行います。その分出荷までの時間がかかり、酒屋さんや飲食店さんにご迷惑をかけてしまう事もありますが、美味しい日本酒を仕込む為の必要な期間と考えています。
出来たばかりの新酒の美味しさ。蔵人が利き酒する一杯と同じような感動を、なるべくそのまま皆様にお届けしたいと思っています。フレッシュ!ハツラツ!香り高らか!ジューシー!飲んだら「ワーッ!美味しい!」となるような日本酒を今年も目指しています。
皆様に飲んでいただくのを本当に楽しみにしています!
商品名:笹祝 特別純米酒しぼりたて生原酒
品質:純米酒(無濾過生原酒)
酒米:五百万石(新潟市西蒲区そら野ファーム)
精米歩合:60%
アルコール度数:17前後予定
価格:1800ml 3300円
720ml 1800円
※税抜価格

