超希少な限定酒

※こちらは旧ブログに掲載した「超希少な限定酒」のリライト版です

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普通酒って普通じゃない

日本酒ってマニアもビギナーも限定酒に弱い。そこでしか買えないものを皆欲しがる。自分が買った酒が多くの人にとって手に入れにくい物であれば、その酒の価値は大変高くなります。

そこで僕が教える超希少な限定酒。それは『普通酒』です!

『田舎の普通、東京の特別』

『普通酒』とは名の通り普通の酒。大吟醸や純米酒でも無い、酒税法上で「清酒である」という以外はとりたててルールが無い、自由な酒。

笹祝の普通酒「新潟印」はありがたい事に地元の方に愛される銘柄で、新潟市西蒲区の巻エリアでは大体のスーパーや飲食店、一般家庭に置いてあります。しかし巻エリアを外れると笹祝自体を扱ってる店自体が稀ですし、置いてあるとしても純米酒や吟醸。もしくはサササンデーのような新しいコンセプトのお酒や新商品などでしょう。これらのお酒たちは笹祝にとってある意味「ヨソ行き用のオシャレ酒」です。

驚いてください!実は笹祝の普通酒は新潟市外では超入手困難品なのです(巻の人しか驚きませんね)

カップ酒もありますよ!

笹祝の普通酒『新潟印』は美味い

いきなり自画自賛ですが、笹祝の普通酒「笹祝 新潟印」は美味いです。社長の僕が一番自信を持って勧める酒です。

笹祝の製造の大半をしめる酒であり、笹祝で一番多く消費される酒、毎日飲んでも、どんなツマミと合わせても、雨の日も風の日も「あぁ、美味い」と感じられる酒。甘からず、かといって辛からず、五味整った優しいお酒。

いわゆる四合瓶と言われる720mlサイズの瓶で税込880円。1mlあたり1.2円そこそこという大変お求めやすい価格です。フランスワインでは一般消費の安価なワインの事をヴァンドターブル(食卓のワイン)と呼びますが、日本酒でいえば普通酒こそが「いつもの食卓の日本酒」という冠にふさわしいお酒でしょう。

守り継ぐ「地酒の中の地酒」

正直なところ銀座のフレンチでお酒を飲むなら。築地の寿司屋で飲むなら。代官山のダイニングカフェで飲むなら。その酒は笹祝じゃなくたっていいと思います。もちろん選ばれれば嬉しいですが。

全国には1000を超える日本酒蔵があって、おいしい銘柄がごまんとあって、その中で「笹祝」の酒を残さなければならない意味ってなんだろう?時々立ち止まって考えます。

答えはいくつかありますが、一番しっくりくるのは「僕の地元の人が昔から飲み継いでくれている日本酒『笹祝』を僕が残そう」ということ。

笹祝は「地酒の中の地酒」という言葉を良く使います。それは「地元の人間が造って、地元の原料を使い、地元の方が飲んで、地元の方のいつもの景色になれる酒」だと思っています。地元の人に育てられた酒。

もちろん今の時代にあった純米酒や吟醸酒や、はたまた先の未来を見据えた新しい試みの酒にも挑戦していきますが、笹祝の大切な大切なお酒「普通酒 新潟印」はずっと造り続けます。だってこのお酒は僕にとって「キングオブ笹祝」なので!

各地の地酒蔵の普通酒を飲んでみよう!

都会には日本中の美味しい日本酒が集まります。が、都会では出会えないその蔵の田舎のみで脈々と飲み継がれた地元の人の為のお酒「普通酒」は全国に沢山存在します。

日本各地に隠れている「超希少な限定酒」。あなたは見つける事が出来ましたか?

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